愛知県の葬儀に関して

愛知県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
人口約750万人の愛知県は、尾張、西三河、東三河の3地域に分かれていますが、人口の7割は、政令指定都市の名古屋市がある尾張地方に集中しています。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を輩出した地方であり、その流れで江戸時代の大名は尾張と三河の出身者で占められていました。近代日本を牽引したのは愛知県だったといえます。
ご葬儀では、通夜の夜、香典と一緒に食べ物や飲み物を渡す風習があります。遺族が故人と過ごすにあたり、淋しくないようにとの気持ちが込められたものです。
火葬場での読経を葬儀の際に済ませてしまうことがあります。尾張地方では、精進料理に「胡椒汁」や「唐辛子汁」が出されます。涙が出るほど辛いので「涙汁」と呼ばれています。葬儀の疲れを取るためともいわれています。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。