奈良県の葬儀に関して

奈良県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
奈良県は平城京が開かれたところですが、意外なことに、可住地面積が全国最下位で、人口の9割以上が県北西部の奈良盆地で暮らしています。世界文化遺産が複数あり、歴史的文化遺産にも恵まれています。
ご葬儀では、独特の風習として友引だけでなく卯の日も葬儀を避けることがあります。
出棺時は、茶碗割の儀式とともに藁を燃やすことがあります。これは、故人がこの世への未練をきっぱりと断ち、まっすぐあの世に行けるようにとの願いが込められています。
東部の山間部では土葬の風習が残っています。土葬を行った場合は、位牌を二つ用意し、一つを家に、一つを墓に置きます。四十九日が過ぎると、墓に置いた位牌は炊き上げ、もう一つの位牌は菩提寺に持参します。
また、七日ごとの法要を毎回きちんと行う風習もあります。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。