新潟県の葬儀に関して

新潟県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
米所として名高い新潟県は、明治時代は道府県の中で最も人口が多い地域でした。当時はほとんどの人が農民だったため、収穫高が大きい同県に人が多かったのでしょう。
ご葬儀では、通夜の際に香典とともに紅白の水引をかけた「お見舞い」を渡す風習があります。生前のうちにお見舞いに行けなかったことを詫びる気持ちで、昔はお見舞いだけを渡す人ことが常識という地域もあるようでした。
出棺の時に、鳥や魚を空や池、川に放つ儀式があります。仏教の善行にあたる行為で故人に徳を積ませたいという気持のようです。
火葬後は、ろうそくが白から赤に変わります。故人が仏様になったことを慶びととらえてのことです。遺骨はすべてを、骨壺よりも大きな骨箱に納めます。祭壇は、関西の流れを汲み緑や青が多く使われるようです。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。