沖縄県の葬儀に関して

沖縄島県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。沖縄県は複数の島々から成る県で、人口約140万人です。元来さとうきびの栽培が盛んな土地でしたが、近年では観光業が発達して経済の中心になっています。ご葬儀では、まず訃報広告を新聞に掲載します。記載内容はかなり詳細で故人名前、喪主の名前、葬儀の日時他、親族の名前までも掲載されます。地域の公共施設に流れている有線放送で知らせる場合もあります。その他では、妊婦や妊婦の夫は臨終に立ち会ったり通夜や葬儀に参列しないのが望ましいとされています。納棺から告別式までは1日で行い、翌日にはすぐに墓参りを行います。墓参りの後は四十九日まで毎週法要を行います。沖縄県では、全国的に使われている棺と長さが短く深い棺があります。これは故人の膝を立てて納棺する風習から来ています。県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。