東京都の葬儀に関して

東京都でのご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
首都東京は日本における政治・経済の中心地です。明治以降人口が急増し、現在では1,300万人以上の人々が暮らしています。世界からは安全な都市とし大きな評価を得ています。
ご葬儀では、「後火葬」が一般的ですが、亡くなってからは火葬まで待つことが多く、葬儀の日が亡くなってから数日後だったということも珍しくありません。その背景には火葬場不足があります。東京都の火葬場は26カ所ありますが、その訳は、23区内9カ所、都下9カ所、諸島8カ所となっています。都内の公営は2カ所です。
東京都とその周辺都市では、通夜、葬儀とも斎場で行われることがほとんどです。葬儀よりも通夜に多くの弔問客が集まり、焼香が終わると通夜振る舞いの席に通されます。一口だけでも箸を付けるのが、故人の供養になるといわれています。
東京都では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える区民葬・市民葬の制度を整えています。