山梨県の葬儀に関して

山梨県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
山梨県は標高2000m級の山々に囲まれ面積の8割が山岳地帯であることから、可住地面積は全国45位です。寒暖の差が激しいことから、葡萄、梨、桃などの果実栽培に向いている地方で、果物王国のイメージが定着しています。
甲府市では早くからワイン醸造に力を入れ、近年では世界的にも評価されるワイナリーが誕生しています。
ご葬儀では、都市部では葬儀後の火葬が一般的ですが、葬儀前に火葬を行う地域が残っています。その一方で土葬の割合も高い地域で、日本に住むイスラム教徒などを受け入れる霊園もあるようです。
出棺では、遺族が棺を担ぎ3回回してから火葬場に出発する儀式が行われることがあります。古代から伝わる「回る」ことで神霊とつながる考え方に沿ったもので、故人の罪が滅びることを願った儀式です。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。