青森県の葬儀に関して

青森県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
リンゴやニンニクの産地として有名な青森県は、本州の最北端に位置する豪雪地帯です。
ご葬儀では通夜、告別式の前にまずは火葬を行う風習があるようです。東北地方では、冬のご不幸ではお悔やみの方が集まるまでにかなり時間がかかったため「前火葬」が行われるようになったと伝えられていますが、青森県では、あるお殿様が真夏に亡くなり、葬儀までにご遺体が痛まないように先に火葬したのがはじまりという説があります。
喪家では、長さ1.5mほどの木の棒を2本クロスさせて門に飾りそれを忌中の印にする事があります。また葬儀が終わると喪家に近所の人々が集まりねぎらう習慣があるようです。
納骨では、壷から出して遺骨のみの状態で納骨を行います。納骨は、先に亡くなった方と後から逝かれた方が一緒になる儀式といえるのかもしれません。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。