福井県の葬儀に関して

福井県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
江戸時代の若狭国と越前国が現在の福井県です。日本海と若狭湾に面した自然が美しい場所として知られています。地理的には北陸地方または中部地方ですが行政区分的には近畿地方に位置づけられる事もあります。県内には17の市町があり、町はすべて「ちょう」で読みます。
ご葬儀では、納棺の際に、男性には剃刀を女性にはハサミを入れて湯灌の代わりにする地域が増えているようです。
葬儀で赤飯を食べることがあります。江戸時代以前赤飯は凶事の食べ物だったのでその風習が残っていると思われますが、禍いを福に転じさせるためではないかとの説もあります。葬儀では多数の僧侶が出向くことがあります。
敦賀市を中心とした「嶺南地区」では禅宗のしきたりが残り、棺に向かって米を撒いたり、故人の茶碗を割ったりすることがあります。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。