石川県の葬儀に関して

石川県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
石川県では、就業人口の約60%が第三次産業に就いています。昭和20年代前半までは第一次産業の就業者数が約50%だったため、半世紀ほどの間に産業構造が大きく変わった地域といえます。
ご葬儀では、仏教(特に真言宗と)の関わりが深く、その流れからか多くの地域で荘厳な祭壇がみられます。また一周忌以降の法要を盛大に行う傾向があります。
喪主は白装束で出棺し火葬場に向かいます。葬儀に参列した人々が帰宅した際に行うお清めでは、塩と一緒に「ぬか」をかけますが、これは神道の風習によるものです。神式葬儀では、供え物のひとつに「稲穂」があるためです。
火葬後は、遺骨をふたつの壷に分けて納め、ひとつを菩提寺に納めに行く風習もあり、多くの家で行っているようです。初七日までの法要は大変簡素です。 
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。