京都府の葬儀に関して

京都府のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
京都府の人口は、約260万人ですが、140万人以上が京都市に集中しています。世界遺産が多いほか、京都市、宇治市があることで観光業に強い地域です。
ご葬儀では、友引でも人形を棺にいれ葬儀を行うのがしきたりです。
京都市より南の地域では祭壇に供える花は「樒(しきみ)」だけというところがあります。古くから日本に自生する常緑樹で、香りが強いため故人に悪霊が近寄らないための魔除けと考えられているようです。
出棺の際に故人が生前使っていた茶碗を割る風習がありますが、近年では忍びないという遺族が多く、葬儀社が専用の茶碗を用意しているようです。
子供に先立たれてしまった葬儀では、親は火葬場には行かないしきたりがあります。親の辛い思いを察して、周囲の心遣いから生まれたことのようです。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。