大分県の葬儀に関して

大分県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
大分県は温泉の源泉数、湧出量ともに日本一で、温泉の宝庫です。全国的に知名度が高い、別府温泉や由布院温泉は大分県の温泉です。地熱発電でも日本一を誇っています。農業、美容、医療、食文化などにも温泉の恵みが生かされています。
ご葬儀では、通夜振舞いを行わない地域があります。行ったとしても近親者のみで食事をするのが一般的です。
出棺の際は、玄関横に仮門を作り、棺を3回回してからそこをくぐって出発します。仮門は葬列が出たらすぐに壊されます。3回回しも仮門も故人に迷わず成仏してもらうためといわれています。
供物のところに「敷米料」と書いた紙を貼付けることがあります。これは、棺の下にお米を敷いて寺院に寄付していた風習の名残です。「敷米料1万円」と書けば、お布施のほかに1万円をお寺に納めます。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。