静岡県の葬儀に関して

静岡県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
人口約370万人の静岡県は、ふたつの政令指定都市(静岡市、浜松市)を持っています。県の東西が155km、南北が11 18kmと広範囲に渡るため、地域により、方言や文化、住民意識の違いが大きくなっています。
ご葬儀では、通夜の席でご詠歌を唱える風習がある地域です。火葬は葬儀の前と後の二通りありますが、家や菩提寺によって違うようです。かつては出棺の直前に納棺する風習がありました。
葬儀後すぐに納骨する場合があり、その際は霊柩車や墓地まで葬列を組み宗派に関わらず「南無阿弥陀仏」と唱えるようです。
故人が長寿の場合は、紅白の紐を穴に通した5円玉を香典返しと一緒に渡す事があります。これは長寿にあやかる縁起の良いものとされています。香典返しは日本茶が圧倒的に多く、静岡県ならではの特徴といえるでしょう。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。