鳥取県の葬儀に関して

鳥取県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
鳥取県の人口は60万人に届かず、47都道府県の中で、人口と市の数が最も少ないところです。ただし面積も小さいため人口密度はそれほど低くはありません。
特産品では二十世紀梨、観光資源では鳥取砂丘が有名です。
ご葬儀では、故人の枕元に供える送り団子の数を4つとする風習があります。全国区的には6つですが、4=死に結びついたものと思われます。
火葬と土葬の地域が混在していますが、火葬の地域では火葬、骨揚げを行ってから葬儀を行うことが多いようです。
土葬は山岳地帯に多く、冬は積雪が多いため暖かい季節に棺を用意して越冬します。棺は丸い瓶で、不幸がない限り冬の間は食料の貯蔵に使います。棺の買い置きがない家で冬に不幸が起きた場合は、近隣の家から借りて土葬を済ませ、暖かい春になったら返すという風習があります。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。