富山県の葬儀に関して

富山県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
蜃気楼が見える海岸で有名な富山県は、山間部(立山黒部アルペンルートなど)では日本で唯一氷河が現存しており、貴重な自然現象を体験できる地域です。
ご葬儀では、友引でも棺に人形を入れ行う習慣があります。出棺では白布を棺に結びそれを遺族が引っ張ります。これは故人を善いところに導く「善の綱」と呼ばれています。
喪主は火葬場に白装束で行く地域があります。明治以前の喪服は白だったためその名残りかもしれません。
祭壇には、細く切った白紙を細い木の棒に沢山つけて飾る習慣があります。仏陀が亡くなったとき、沙羅双樹の花が白くなって散り、遺体を覆いつくしたという言い伝えに由来したもので、故人が涅槃に入ったことを表すものです。
骨揚げはすべて行います。そのため骨壺が大きいのが特徴です。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。