和歌山県の葬儀に関して

和歌山県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
和歌山県は「木の国」といわれるほど山林が多い地域です。また、みかんの産地としても有名です。
近年人口の減少傾向がみられ、人口が100万人を割りました。また人口10万人以上の都市が和歌山市しかなく、人口減少への取り組みが今後の課題といえます。
ご葬儀では、独特のものとして友引と三隣亡に葬儀を行わない風習があります。三隣亡は、文字通り三軒隣りまで滅ぼすという意味があり、建築では大凶の日ですが葬儀に結びつける考え方は珍しいことです。
通夜に僧侶が来ず、代わりに老人会などが読経するところもあります。
喪服が和装で不祝儀用の扇子を持った場合は、葬儀終了後に、二度と不幸が起きないようにその場で捨ててしまうしきたりがあります。扇子を破って屋根に向かって投げるところもあるようです。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。