山形県の葬儀に関して

山形県のご葬儀、地域の特徴やしきたりをご紹介します。
佐藤錦やラ・フランスなど果物の生産地として有名な山形県は、県内の全市町村に温泉が湧出する観光資源にも恵まれた地域です。近年では国内外からの観光客数が増加しています。
ご葬儀では、東北地方の他県同様、葬儀前の火葬「前火葬」の風習があります。通信網が発達していなかった昔、人が亡くなり地域や菩提寺に知らせに行く時は必ず男性が二人一組で行っていました。現在でもその名残りがあり、菩提寺への連絡には男性二人で出向くという地方があります。
「念仏講」や「観音講」という組織がある地域では、葬儀の後に遺族を慰めるため「護詠歌」を歌う風習がありましたが、現在では珍しくなりました。また、告別式の日に、三十五日(五七日)法要までを行う風習もあったようですが、こちらも、今では少なくなっています。
県内の各自治体では、死亡手続き時に所定の手続きをとることで、比較的簡素な葬儀が行える制度を用意しています。